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分譲方式が有利
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終身利用権方式の有料老人ホーム
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改造の相談は在宅介護支援センターへ
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改造工事は必ず専門業者に依頼する
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住宅改造助成制度について
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住宅改造は専門家へ
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新築時には、備品の選択を依頼する
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洗濯用流しがあると便利
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緊急時の通報装置
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スイッチ、コンセントの高さに、気を使う
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事故防止の為の保安用明かり
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照明器具は、交換しやすいものを
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照明は調節機能付きリモコンスイッチ対応にする
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台所に足元暖房機を設置しておけば、立ち作業も楽
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室内の間仕切り建具は引戸にする
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便所にコンセントを設置
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手すりの選択
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システムバスユニットに手すりを設置
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浴室の暖房は高齢期には必需品
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浴室の出入り口には三本引戸を設置
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新築時のバリアフリー対応
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治療中の病気は継続療養で治す
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車いすは介護者にとって軽いものを選ぶ
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レンタルのベッドの方が便利
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お風呂の段差解消
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在宅介護を続けるならベッドは三モーター式
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ポータブルトイレの使いみち
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ポータブルトイレは家具調の重いものを
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分譲方式が有利
有料老人ホームには終身利用権方式と分譲方式、賃貸方式の三通りがあります。
分譲方式の有力企業としては、二〇年以上のキャリアがある「中銀マンシオン(株)」の中銀ライフケアシリーズがよく知られています。
主に、熱海を中心に展開されてきましたが、近年は横浜、千葉、札幌にも建設されています。
分譲の良さは、まず一般のマンションと同様に個人の資産になる点です。
入居者による管理組合が管理を「(株)中銀ライフケア」に委託し、必要なサービスの提供を受けるシステムで、万一運営会社が倒産しても、入居者への影響は少なくてすみます。
また他の有料ホームと違う点は、入居年齢を五五歳以上としていることです。
介護が必要になった場合には、系列の中銀ケアホテル(介護専用型有料ホーム)に予約申込することもできますが、
必ずしもケアを必要とする人ばかりではないので、多くの人は、介護が必要になった時点で選択しているようです。
ケアホテル以外の選択には、特別養護老人ホーム、老人病院、老人保健施設等があります。
問題は、退去後の部屋の処理で、現時点ではスムーズにいかないことがよくあります。
一般のマンションと同じとはいえ、中高齢者を対象としたマンションだけに、販売の対象が限られること、古くなった中古物件に買い手が付かない、相続し子供たちが五五歳にならないと利用が難しい、などの理由で、買い手を捜すのがなかなか難しいようです。
所有している間は管理費の支払が生じます(約七万円)。
その上、購入時には不動産取得税、消費税、購入後は固定資産税などがかかります。
数年前までは、売り急ぐ場合には、伸介の「(株)ライフケア」が相場の六割で買い取っていましたが、現在は、斡旋のみになっています。
その点終身利用権方式は、賃貸住宅とみなされることから、不動産取得税、固定資産税はなく、平成三年からは入居一時金にかけられていた賃貸部分の消費税も撤廃されました。
しかし、一方で万一倒産したときには、他の債権者と同じ権利しかないといったリスクを負うことになります。
ただ、東京、逗子など比較的立地条件のよい場所に建設されているヘルス・ケア・マンション(「ヘルス・ケア (株)」運営管理)の中古は希望者が多いために、当初の購入価格以上で販売されているものもあります。
資産にしたいなら、一般マンションと同様、立地条件がよく、グレードの高い物件であることが必要と思われます。
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終身利用権方式の有料老人ホーム
民間の有料老人ホームや各県の住宅供給公社が運営するシニア住宅は、ほとんどが終身利用権方式をとっています。
「終身利用権方式」とは、生存している間、個室を含めて施設の設備やサービスが利用できるシステムですが、決して自分の財産になるわけではありません。
この方式を取り入れている施設は、入居時に生涯にわたっての利用料金を入居一時金として前納するようになっています。
この算出方法は平均寿命を一つの目安として、平均利用期間、平均介護率を算出して、入居者に同一条件で応分の負担を求めるものです。
入居金の内訳は、主に専用居室、共有スペースの利用料(家賃)、介護料、その他の諸サービス料金が含まれています。
この考え方には、長寿な人、短命な人、将来介護を必要とする人、しない人、それらを総て平均化した値がとられているため、
長生きする人、介護を要する人に対し、それを必要としない人が負担する保険的要素の強い制度です。
そのため、早く入所して長く住めば住むほど得になる(利用料が安くなる)システムですが、今日の入居年齢が七〇歳を越えていることから一五年の償却期間の施設では、八五歳を超えないと得になりません。
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改造の相談は在宅介護支援センターへ
地域の中に在宅介護支援センター設置が進んでいます。
本来の在宅支援業務が根づいてきて実績を上げてきているセンターでは、在宅で生活し続けるために対象者にとって最も良い方法を提案、対象者や家族の同意の下で実現しているため、
当然住環境の整備という視点もその中にはきっちりと考慮されているはずです。
住宅改造の業者や介護ショップにとっても、仕事の情報を得られる場であるため、営業に足を運ぶこととなります。
在宅介護支援センターとしても、当初は営業にくる業者、ショップに仕事を依頼しながら、各々の業者、ショップの良し悪しを徐々に判断しつつ、最終的に数社に絞り込むといった競争原理が働いているため、
機器の購入でも割引率の良い介護ショップ、対応の早いショップ、提案力のある改造業者、工事の早い業者、金額の安い業者等々、かなりの情報をもち、使い分けているところが多いようです。
特に、実績のある担当者は、親身になって対象者や家族のことを考え、地域を飛び回っているので、
高齢者の問題で何か起きたらまず地域の在宅介護支援センターに相談に行った方が良いと思います。
福祉機器の購入も、介護ショップで値段の交渉をするのが苦手の人は、在宅介護支援センターの担当者に何気なく話をすれば、必ずといっていい程サービスをしてくれるショップに取りついでくれます。
住宅の改造が必要、と思った時も、状況を説明すれば、まず担当者が永年の経験から、改造が必要か、機器の購入のみで済むか、諸制度は利用できるか等々、多方面からのアドバイスをしてくれます。
改造せざるを得ないとなれば、今までの実績からその家にとって最も適した業者と一緒になって住宅改造の内容を考えてくれるし、
改造業者に対しては家族や対象者の代弁者にもなってくれます。
こういう良い在宅介護支援センターにめぐり合うためには、地域の評判が何よりも頼りになります。
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改造工事は必ず専門業者に依頼する
バブル崩壊後、建設業界の仕事が激減した時期、町の大工さん、工務店をはじめ中小の工務店、大手リフォーム業者まで、こぞって高齢者の住宅改造に目を向け、
助成制度を利用した工事を行うために研修を受けたり、区に登録をしたりするなど、殺到をした時期があります。
しかし大半は、他に仕事がないからという理由だったため、新築工事が入ったり、大掛りな改造工事が入ったりすると、手を引いてしまったり、一度工事を行い、その手間暇のかかる内容にギブアップという業者が多く、
今もコツコツと高齢者、障害者の住宅改造を行っている業者は限られてきたような状況にあります。
まず「住宅改造は得意です」
「できます」
という業者であれば誰でも高齢者、障害者の住宅改造ができるかというと、決してそうではありません。
なぜなら改造の理由が身体機能の低下により、また障害を負って、現在の住宅に住めない、住むために支障がある、という状況が生じているからであり、
設備がこわれた、狭い、より快適に住まいたいという理由の改造工事とは全く違うからです。
しかもその本人の身体状況は百人百様であり、本人の考え方、家族の状況、介助者の状況、住宅の状況、すべてが百様であるため、
一件、二件の工事をしたからといって理解できることではないのです。
更に、建築の知識に加え、福祉機器の知識、地域の福祉サービスの情報、本人の身体状況に関する多少の知識、理解など、幅広い判断を要求されるケースが多いため、
つけ焼き刃的な知識で対応できるものではありません。
知識と積み重ねがあって初めて提案ができ、現場で共に仕事をする医師、PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ヘルパー、行政の担当者等とのチームワークが必要とされるからです。
大手の有名なリフォーム業者や、地域の大きな増改築専門業者だと安心だという声を開くことがありますが、必ず、担当者がどれ程の実績と知識があるかを確認することが重要です。
今、この時期、消費税が上がったことで、建築を一時控える人が増えてくるとまた、高齢者、障害者の住宅改造に手を出してみようかという業者がでてくる可能性は多いので要注意です。
改造でどこまで対応し、機器類をどう活用するかは、専門業者でないと判断が難しいケースが多いので、
安心して依頼できる専門業者を見つけることが改造の第一歩だといえるでしょう。
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住宅改造助成制度について
自治体による住宅改造の補助制度の一環として、住宅改造にかかわる工事費用の全額または一部を現金補助・現物給付の形で補助する制度がありますが、
自治体によってその助成額の上限や対象者本人の負担割合などは様々です。
全国の自治体による実施状況も地域により格差があるため、住宅改造の必要性が生じた時には、まず居住する地域に助成または融資制皮があるかどうかの確認が必要であり、
さらに対象者となり得るかどうかを自治体の窓口で確認する必要があります。
東京都では
「高齢者(六五歳以上)に対し、その者の居住する住宅の浴室等の改造に要する費用を助成することによって、日常生活の利便を図り、もってその福祉に増進を図ること」
を目的とした高齢者住宅改造費助成事業が実施されており、その利用者も年々増えています。
区、市により助成額の上限や対象者の負担割合は異なっていますが、高齢者、障害者ともに階段昇降機設置が助成対象となる自治体が増えてきています。
また、ホームエレベーター設置を対象とする自治体もあります。
ただし、ホームエレベーター設置の際は、建築基準法上の確認申請等手続きが必要です。
既存建物が違反建築であったり、増築によって建築基準法をクリアできない事項が生じたりするケースが多く、要望は多いがなかなか実現不可能なのが現実です。
制度を利用するにあたっては、自治体の高齢者担当、または障害者担当の窓口でまず、十分に相談をすること。
担当者が対象者の居住する家に出向いて、本人の身体状況、住宅の状況等を確認し、本人及び家族にとって一番良い方法が改造なのかどうかを判断してくれます。
その際、本人の要望はもちろんのこと、家族の要望もしっかり伝えないと、良い結果が得られず、不満だけが残ることにもなりかねません。
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住宅改造は専門家へ
家の中で転倒して骨折、入院。
退院するにあたり
「家の中を安全なように直さなくては」
とか、
「とにかく、退院したらすぐ便所だけは使えるように段差をなくし、手すりを付けなくては」
というような駆け込み相談は結構多いそうです。
あわてて本人のいない状況下で改造を行い、退院後使用してみたら、結果的に不要であったり、使えなかったりということが起こり得ます。
まずは、あわてずに地域の福祉相談窓口へ行ってみることをおすすめします。
足腰が弱ってきて歩行が困難だ、便所がうまく使えない、入浴の介助に手が掛かって大変だという場合も同様、いきなり改造するのではなく、まず相談窓口へ行ってみましょう。
現在住んでいる住宅の状況をみたり、介助者の状況をみたり、本人の身体状況をみた上で、総合的に考え、改造すれば本人の日常生活の動作が楽になるのか、
介助者の負担軽減になるのか、また改造しなくても福祉機器で対応できるのか、
ヘルパーサービス、入浴サービスでの対応が良いのか、
またどう考えても在宅での生活は霊で施設入所が良いのか、
一時的な施設入所やデイサービスの利用が良いのか等々、専門家に判断してもらうこと。
あるいはそれらの情報の中で本人と家族にとって良い方法を選択することが第二歩です。
そこで住宅改造という方法が選択された時点で、専門業者への依頼ということになります。
病院でのリハビリの中で、担当医から、病院に出入りしている機器メーカーや販売店の紹介を受けるケースが多いのです。
その際は、どうしても自社の商品、自社で扱っている機器という限られた範囲内での提案となったり、住宅改造には精通していなかったりで、
うまく使えない改造をしてしまったり、実際に使いこなせない機器を設置してしまったりというケースもあります。
充分な確認が必要です。
また、機器さえ導入すればもう安心、と思っていると、それを使いこなすために、新たな介助が必要となったり、家族にとって邪魔であったりということも起こりうるので、業者任せは要注意です。
親切なメーカーであれば高額の機器購入に際してはデモをしてくれるので、納得するまで使用してみることをおすすめします。
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新築時には、備品の選択を依頼する
新築時の住宅設備機器類の選択は、そこに住む人にとっては、その後20〜30年間その機器を使って生活していかなければならないので、
現在の使い勝手はもちろんのこと、将来的に自分の生活にマッチしているのかどうかなど様々な観点からの選択をせまられているにもかかわらず、業者まかせ、設計者まかせになっているケースが圧倒的です。
揚句の果て、使いづらい、慣れれば何とかなると、身体を機器に合わせて使用しているのが現状です。
近年、通産省がバリアフリー関連に力を入れているせいか、高齢になっても使いやすい、もちろん若年層にも使いやすいという「誰もが使いやすい商品」の開発が活発となり、年々カタログ請求をしないと新商品情報を逃してしまうという状況になっています。
春と秋に集中して開かれる展示会も見逃せません。
必ず「誰もが使いやすい商品」が展示されているからです。
現在、新築を考えている人、改造を考えている人は、あわてる必要がないのであれば、数年待ってじっくり良い商品が出てくるのを待つ、というのも一つの方法かもしれません。
なぜなら、現在の商品群の中で、本当に自分に使いやすいと思う商品がないとなると、特注で作らざるを得ません。
もしくは「まあこれでいいか」という選択になります。
ところが、特注は高くつくし、現場はイヤがる、すっきり納まらない、やっぱり使いにくいなどの問題を抱えることになります。
半年後に考えていた通りの商品が出た、ということが起こるからです。
どうしても工事を急ぐのであれば、工事に間に合う範囲でぎりぎりまで、商品情報を積極的に入手し、良い商品が出たら取り替えてもらうという判断をしていくことが、
長年快適に住み続けていくための家づくりの賢い方法といえそうです。
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洗濯用流しがあると便利
洗濯物を手洗いで洗い上げることは、特別な物を除いて今ではほとんどありません。
そのため洗濯用流しとして使う商品は使用される機会が少なかったのですが、
近年、汚物の処理、洗濯機に入れる前の下洗い用に、高齢者と同居の家庭で使用されるケースが増えてきました。
便所の中に設置できる空間があれば、先ず便器で汚物を流し、その後、簡単な下洗いを洗濯用流しで行って、洗濯機で洗い上げるという方法がとられています。
手洗い器では小さ過ぎてシーツ類の大物は対応できず、洗面器でも小さい上に、汚物洗いと洗面を同じ器で行いたくないという衛生上の観点からも、一台設置されていると便利に使用できます。
また掃除の際の雑布洗いに、今なおバケツ使用にこだわる人にとっては、バケツもすっぽり入るため、洗面所や脱衣所、ユーティリティに設置すると便利です。
子供がいる家庭では、子供の運動靴洗いにもフルに活用できます。
また、ペットとの同居の家庭では、ペットのシャンプーなど、洗面器が大型化してはいるものの、洗面とは、どうしても分けておきたい作業に欠かせない商品として喜ばれています。
既製品の洗濯用の流しでなくとも、代替品として、ステンレスの流し台を「台設置しておき、洗濯用の流しとして使用するのもよいでしょう。
とにかく、洗面、洗濯、炊事とは別途に、雑物、汚物を洗う流しが家の中に一台あると重宝します。
そのための場所を、改造、新築時に確保しておきたいものです。
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緊急時の通報装置
高齢者の住宅のみならず、一般住宅でも必要なのが、台所のガス漏れ検知機と火災警報器。
ガスの供給主体によっては「マイコンメーター」という、ガス翼の消し忘れや地震に対してセンサーが働きガスを遮断する働きをもつメーターで対応している場合があります。
火峯報器は煙や熱等を素早く感知してブザー等で知らせるもので、高齢者や幼児、病人の部屋に設置し、増設ブザーで他の部屋に通報することも可能です。
高齢者の豊や使用する浴室、便所には、非常の際に通報できる装置を操作しやすい位置に必ず設置することをおすすめします。
浴室には操作できる位置に押しボタン式コールスイッチ、またはいざという時に手が届かないこともあるためプルスイッチ付きの装置がよいでしょう。
便所には便器の近くで手の届く位置に、寝室にはベッドの近く、ベッドの中からも操作できる位置へのコールスイッチを設置し、
できればどこの部屋からのブザーか判断がつくように、部屋ごとに音を変えておく一般住宅でも必要なのが、台所のガス漏れ検知機と火と便利です。
押しボタン式の装置は配線工事を必要とするため、新築・改造時に設置するか、将来を考えて配線だけでもしておくことが必要です。
通報装置のコールスイッチには配線が不要な商品もあります。
ペンダント型の発信機のボタンを押すと、四〇メートル以内に設置された受信機が感知し、ブザーで異常を知らせます。
購入さえすればすぐに使用できますが、発信機は住宅内でも常時持ち歩いていないと、いざという時役に立ちません。
いずれの緊急通報装置も家族と同居でないと役に立ちませんが、一人住まいや日中は家族が家にいない世帯では、緊急通報サービスの利用をおすすめします。
ペンダント型無線機、アンテナ付き受信機、通報用電話機の三点で、ペンダントを緊急時に押すと、看護師が二四時間体制で常駐するサービスセンターに自動通報、後は救急車要請、近所や親戚への確認依頼、家族への連絡など、状況に応じて即対応してくれます。
日頃から電話を通じてのコミュニケーション、練習を習慣とすることにより、緊急時にもすぐ押せるようになるという、かゆい所に手が届くシステムです。
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スイッチ、コンセントの高さに、気を使う
住宅の改造、新築の工事の際、大半の人が、どこのメーカーの厨房セットを入れようか、浴槽はどんな材質にしようか、部屋にはどんな壁紙を貼ろうかと展示場めぐりをするものですが、
ほとんど業者任せにしてしまうのが、スイッチやコンセントの商品とその取り付けの高さ。
黙っていればスイッチは床から一メートル二〇センチ、コンセントは床から三〇センチの高さに取り付けられてしまいます。
ところが、高齢になり腕が上がらない、腰が曲がってきた、車いすを使用することになるとスイッチに手を伸ばすのが大変だ、手が届かないということになります。
コンセントも、膝に障害を負ったり、腰をかがめる動作が億劫になったり、草いす使用になると手が届かないため、面倒になり線を引っぼってしまうということになります。
そこで改造、新築時には、スイッチは床から一メートル前後、コンセントは床から四五センチ前後の高さに取り付けておけば、いつまでも容易に使用できます。
高齢者のみならず若年者にも、決して使いづらい高さではありません。
コンセントについては、たこ足配線になったり、室内を線が這って足を引っ掛けたりすることのないよう、設置場所の配慮が必要です。
器具では、操作面がワイドで楽にオン、オフのできるワイドスイッチや、暗やみでもスイッチの位置がよく分かる明かり付きスイッチを、視力や握力の衰えに備えて設置したいものです。
また、スイッチ操作が不要で人の動きを感知して自動的に照明をONL、人が居なくなると一定時間後には自動的にOFFする熱感自動スイッチは消し忘れの心配がなく、暗い中でスイッチの場所を手探りでさがす必要もなく、便利です。
またコンセントに差しこまれているコードは思わぬ障害物。
横からの力で抜けやすくしたマグネットプラグ式のコンセントは、万一コードに足を引っ掛けてもプラグが簡単にはずれ、転倒事故を未然に防ぐことができます。
ちょっとした配慮で、安心して生活できるので、新築、改造時には対応をおすすめします。
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事故防止の為の保安用明かり
高齢者が長年住み慣れて身体で覚えているはずの段差も、夜中、うつろな状態で便所へ行く時につまずいてしまうなど、
暗がりの中での小さな段差は、大きな事故につながることがよくあります。
子供にとっては夜中の暗い廊下は、恐ろしい空間。
夜の家の中、足元の明かりが思いがけぬ効果を発揮するものです。
足元灯が見直され、要所要所への設置が常識となってきていますが、それに伴って新しい機能付き商品も出てきています。
人の体温を感じて明かりをつけたり消したりする熱線センサーと、
周囲の明るさを判断して明るい間は点灯しない明るさセンサーを取り入れた足元灯は、人が近づけば自動点灯、離れるとしばらくして自動消灯します。
段差のあるところに設置しておけば、注意を促すサインにもなり、消し忘れもなく省エネになります。
電源があれば、器具の取り付けで対応できます。
必要な場所にコンセントがあれば、取り付け工事不要で、コンセントに差し込むだけで使用できる商品もあります。
万一の停電時にも、人が近づけば自動的に点灯し、コンセントから外せば懐中電灯として使えるものです。
改造、新築時のおすすめは、保安用の明かりです。
普段はスイッチONで足元灯として使用、停電時にはスイッチOFFであっても点灯、コンセントから外せば懐中電灯となります。
いざという時、懐中電灯を探すのに一苦労という家では、今あるコンセントに保安用の明かりをさし込んでおけば安心です。
このような便利な新商品が次から次へ発売されるなか、センサー式照明は、電源を必要とせず、アルカリ乾電池を使用した壁掛式。
熱線センサーの働きで人が近づけば点灯、周囲が明るい問は無駄な点灯をしない明暗センサー付き。
夜間の玄関、階段、廊下など、どこにでもあると便利です。
また地震に対応する揺れセンサーの働きで、揺れを感じると自動点灯、揺れの収まった後も、約一分間は点灯しているという卓上型の明かりも平成九年七月に、発売となりました。
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照明器具は、交換しやすいものを
照明器具の選択時、どうしてもまず気になるのが器具のデザイン。
掃除がしやすいかどうか、割れて危なくないかどうか、球が切れた時どうやって交換するのかは、実際に住み始めてみてから初めて気が付くことになります。
選択時にしっかりとチェックをしておかないと、その都度イライラに悩まされます。
ところが、いざメンテナンスのしやすさを観点に商品選択をしようと思うと、現在のところ秀れた商品にはなかなかめぐり会えません。
あるメーカーの天井灯のカバーの取り外し方一つにしても十数種類もあり、電球の交換をしようとすると、カバーをどうやって外すのか分からない、翼が違えばまた外し方が違うというのが現状です。
高齢者の一人住まいの方を訪問すると、電球が切れたままの状態で生活しているシーンに出会うことがあります。
踏み台に乗るのが危ない、電球の交換ができないという理由で暗いまま我慢をしています。
確かに部屋の真ん中で踏み台に乗って高いところに手を伸ばすのは、高齢者ならずとも、よろめいて大事故につながる可能性があります。
これが壁付灯であれば、踏み台に乗っても壁で身体を支えられる、つかまる所があるということで、まだ安全なのですが、壁付灯では照度の出る商品がないというのが現状です。
掃除のしやすさ、電球の交換のしやすさからいえば、壁付灯は天井灯よりは扱いやすいので、なるべく壁付灯をフルに使って照明計画を立てるのも一つの方法です。
浴室の照明は、天井に取り付けると特に電球交換が危険。
しかも湯気が上がって、天井灯の先から水滴が落ちることもあります。
壁付灯にするとともに、カバーが万一割れた時にも破片が飛び散りにくい材質を選ぶことです。
台所の流し台上に付ける手元灯は、できる限り明るい商品を選択します。
包丁を扱う場所だけに、手元をより明るく照らすスポット照明付きの流し元灯がおすすめです。
さらに、熱線センサー付きなら自動点滅できるので、ぬれた手、汚れた手でのスイッチ操作もなく便利です。
照明器具も安全性、機能性からの見直しが望まれている時期であり、メーカーによっては、カバーの着脱方法、電球の交換方法など、
簡単に、安全に、分かりやすくをモットーに、プッシュ式、ワンタッチ着脱等の商品開発に取り組んでいるのが現状です。
近い将来、さまざまな新商品が出てくることを期待します。
カテゴリー:バリアフリー住宅のコツ
照明は調節機能付きリモコンスイッチ対応にする
数ある家電製品のなかで、電気冷蔵庫、掃除機、洗濯機、エアコンなどはライフスタイルの変化に対応したり、
省エネ、省時間等の「省」が引き金となって買い替えられる機会も多いものですが、
照明の買い替えは極端に少ないといわれています。
新築時に腎付けた翼の電球の交換だけで済ませているケースが多いようです。
しかし、高齢になり視力の低下、体力の衰えを補うためには照明を見直す必要があります。
新築、改造時以外に対応しないのであれば、なおさら新築、改造時にしっかりとした商品選びをしておきたいものです。
高齢者の視力低下を補うためには、若い人に比べて二〜三倍の明るさが必要といわれていますが、天井灯を極端に明るくすると高齢者にとってはまぶしすぎて逆効果。
明るいけれどまぶしすぎない、必要な所が必要な時に照らせる、操作がシンプルで簡単であり、高齢者の視力や体力の衰えを補える照明が必要です。
全体照明は、地震などで揺れて割れる心配のない直付けタイプで、カタログに明記されている適応部屋の大きさが、一ランク上の広い部屋用を選ぶのが目安です。
カバーが付いていないとまぶしいためカバー付きを。
新開を読んだり、読書、細かい作業時には、全体照明だけでなく必ず補助照明を用意し、手元をより明るく見やすくすれば目も疲れにくくなります。
全体照明の一部にスポット照明を取り入れた商品も出てきています。
照明のスイッチは、手元で操作できるリモコンが便利。
特に寝室では明りを消してからベッドに、と思っていると暗い中、手さぐりでベッドにもぐり込むという危険を伴います。
リモコン一台あれば、消したい時いつでも消せるし、点灯でき、調光も自由に、といった操作が可能です。
リモコンと聞くと高齢者には操作が複雑と思われがちですが、操作ボタンが大きく、押せば間違いなくONかOFFか調光ができる簡単なものもあります。
ただし、蛍光灯タイプはON、OFFのみです。
白熱灯タイプは明るさの調節も可能です。
リモコン付きでない照明器具でも、アダプタを取り付けることにより、リモコン操作にすることもできます。
家の中がリモコンだらけ、どれがどのリモコンか分からない、ということも起こりますが、照明三台までのON、OFFとテレビやビデオの操作もできるリモコンも販売されています。
カテゴリー:バリアフリー住宅のコツ
台所に足元暖房機を設置しておけば、立ち作業も楽
一日三回の炊事作業。
料理好きの人にとっては楽しいものですが、早く解放されたいと思うのが大半の主婦でしょう。
昔は台所も北側の寒い場所で、しかも茶の間から隔れた所で、しもやけに悩まされながら一人コツコツと食事を作っていたことを考えると、今の台所は天国のようなもの。
家族との団らんの中で、暖かく明るい場所で電化製品をフルに使って炊事ができるようになりました。
しかし、今度はそれでは納まらず、腰を掛けて炊事をしたいというヤングママが増えてきていると開きます。
一方で、高齢になって長時間の立ち作業が困難となってきた主婦にとっては、腰を掛けての炊事が必要となり、新しい商品が出てきています。
利便性、機能性は追求されていますが、台所の冷暖房に関しては、台所専用の機器の設置はまれで、隣接した食堂、居間の冷暖房でかろうじて耐えているのが現状です。
冬季は、煮炊きをしているため、頭から胸は常に暖まった状態でも、膝から下の冷えは、女性にとって大敵。
長時間の立ち作業で、冷えから頭まで痛くなってくる人もいます。
ストーブを置いたりするとコードに足を引っ掛けたり、ストーブにぶつかったりで危険。
キッチンセットの足元(巾木の部分)に足元温風機の設置をおすすめします。
足先でスイッチを蹴る(押す)とONされ、即、温風が出るため、手に物を持ったままでも操作ができます。
また手元にスイッチを取り付けるタイプもあります。
今まで早々に切り上げていた後始末の洗い作業も、億劫でなくなります。
電源さえあればキッチンセットの巾木部に後付けでも取り付けられます。
最近の商品のなかで、流し部分に蹴込みのある椅子対応の厨房セットでは、流し台の下部の奥行きがないため、巾木に温風機の取り付けができないこともあるので要注意。
その際には、奥行きが確保できる戸棚の巾木部に設置するとか、あるいは、壁埋め込み式の温風機などをスポット暖房として考えるなど、冬季の足元への配慮を忘れないことです。
夏季の台所も、煮炊きで汗ビッショリとなるため、スポット冷房が欲しいところですが、これという商品はありません。
カテゴリー:バリアフリー住宅のコツ
室内の間仕切り建具は引戸にする
本来、日本の住宅の建具は襖、障子を中心とした引戸でしたが、近年開き戸が主流となっています。
ところが、開閉時に他の通行者とぶつかったり、開閉のために大きな空間を必要とします。
開閉操作に伴い体の動きが複雑になるなど、高齢者にとって操作し難い条件が重なり、引戸が見直されてきています。
便所や浴室など、ただでさえ狭い空間でのドアの開閉は、高齢者にとってはますます複雑な動作を強いることになり、介助者が付き添うことになると、開閉もままならないという状況が起きています。
引戸は開き戸に比べ、気密性や遮音性には欠けますが、開閉に必要な空間が小さい上に、開閉操作に伴う体の動きが少ない点は、高齢者のみならず、家の中を動き廻る主婦や幼児にとっても、安全で扱いやすい建具です。
空調設備が完備し、家の中全体が均一な状態に保たれている最近の環境の中では、常時開けた状態で使用するにも邪魔にならないので、新築時にはおすすめです。
ドアを後から改造して引戸にしようとすると、引き込みのための壁が必要となるため、必ずしも引戸に変えられるとは限りません。
引戸で計画する際には、床のレールは必ず埋め込みにすること、把手は擦りやすく力をかけやすい形状のものにします。
現在、市販の引戸用の把手は非常に種類が少ないため、黙っていると旧来の舟底型の彫り込み引手を付けられてしまいますが、指が引っかからない、爪先を折ってしまうなど使いづらいため、彫り込み引手であれば幅三センチ長さ10センチ、深さ1センチ五ミリ程度の商品を選択するようにして下さい。
把手の取り付け高さは床から九〇センチ前後が操作しやすいでしょう。
開き戸の問題点を解消するために、折戸が使用されることがありますが、開き戸に比べ開閉に必要な空間は小さくてすみ、問漂作に伴う体の動きも少なくてすみます。
しかし問漂作が複雑であったり動きがスムーズでない商品が多いなど、高齢者にとっては使いやすいとはいえません。
引戸、開き戸、折戸いずれの場合にも、有効問口幅は八〇センチとっておけば、日常生活上も使いやすく、将来的にも安心です。
カテゴリー:バリアフリー住宅のコツ
便所にコンセントを設置
最低二箇所のコンセントが必要
便所は、今も昔も北側の寒い位置への設置が圧倒的に多いものです。
昔と変わってきた点は、便所が快適空間としてとらえるようになったことです。
用を足して早々に立ち去る暗い不浄な空間から一変、本棚を作り、TVを設置し、暖かく明るい場所でゆっくり腰を下ろし用を足してもらおうというわけです。
しかし、広いほど良いということではなく、特に高齢期になると便座への座ったり立ったりの動作時に、必ず体を支える壁、つかまる手すりが必要となります。
便器から手の届く片側に壁がないと、特殊な手すりを注文しなくてほならなくなるので要注意。
便所を快適空間とするために、様々な家電品が導入され始めています。
商品としては、近年設置が一般化してきた洗浄機能の付いた便座。
温水洗浄便座用のコンセントは、必ずアース付き専用コンセントが必要です。
ビデ洗浄、ムーブ洗浄、マッサージ洗浄、位置調節等の機能を満載して、さらに快適性を付加した暖房便座、脱臭、室内暖房機能付きもあります。
ただし、特に高齢者は使いこなせないため、単純明解型がよいようです。
操作盤が便座のサイドに付いた商品は使いづらいので、使いやすい壁面に盤を取り付けたリモコン操作のタイプをお勧めします。
便座に単純な機能付きを選択した場合には換気扇、消臭器、暖房用にコンセントが別途必要です。
特に暖房設備は、便所が寒い場所の設置が多いため、高齢者にとっては必需品。
床暖房などで二四時間対応するか、使用時のみスイッチを入れる瞬時に暖まる設備にするか、いずれにしろ新築、改造時に考慮しておくことです。
後からストーブを置いたりすると、狭い場所のため邪魔になり、つまずくなど危険。
収納と手洗い器、暖房設備が奮なった壁に半埋め込み式のキャビネットは、場所をとらず便利です。
高齢になって、単水栓の蛇口のひねり操作が難しくなったり、水栓の止忘れを考えると、オート水栓が便利。
これもコンセントを必要とします。
手洗いにもお湯を使用したいとなると電気温水器を設置することも考えられます。
快適空間としての便所に設置する機器類用に、多めのコンセント設置をお忘れなく。
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手すりの選択
たかが手すりと考える人がいますが、高齢者や障害者にとって手すり一本が思いがけぬ効果を生むことがあることを念頭において、家の中を見回して下さい。
家の中には必ず身体を上下させたり、片足で立つなど不安定な姿勢をしなければならない空間があるはずです。
そういう箇所に手すりなどの手をかけることができる物があると、動作も楽になり、危険もなくなります。
手すりをつけるとなるとその目的があるはず。
目的に合った手すりの形状、材質を選択することが必要です。
手すりの開発、販売はかなりの多業種に及んでおり、その材質、形状、価格にも差がありますが、メーカー品にこだわる必要はなく、使いやすい商品を選ぶことが大切です。
新築時の手すりの取り付けは、あらかじめ下地の補強等が可能なため、どんな手すりでも対応できますが、問題は改造時。
下地の確認が不可能な場合が多いため、まず取り付け位置にあらかじめ受け材となる補強材を取り付けてから手すりの取り付けということになります。
タイル張りの浴室の壁等、三センチ程度のモルタルを塗った下地が確認できる時は、直接取り付けられる場合もありますが、
取り付け用のビスが恵応の手すり、二〜三本対応の手すり等の商品の違いによって、こんな時に選択をせまられることになります。
改造の場合は現場によって、下地の相違によって何本ビスの商品が適しているかという選択もしなければなりません。
屋外への手すりの設置の際は、耐候性に優れていることが第一ですが、
屋外用の手すりが商品としてほとんどないため、ステンレスのパイプで対応するケースが多くなります。
ところが、冬季は冷たい、夏季は暑くて握れないという声が多く、手すりの役目を果たしていません。
ステンレスまたは鉄の芯材に樹脂被覆をした商品もありますが、手ざわり感は良いのですが単価が安くはないので、どこにでもおすすめというわけにはいきません。
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システムバスユニットに手すりを設置
近年、一戸建住宅でのシステムバスルームの採用が多くなっています。
現場での手間の省力、工期短縮のメリットに加え、使用者側では在来工法によるタイルの目地のカビ対策、ひび割れ、掃除が面倒だということで人気がでています。
マンションではユニットバスの採用を、昔も今も余儀なくされていますが、
現在そのユニットバスの改造が難しいこと、簡単に手すりが取り付けられないことから、高齢期の身体機能低下への悪の難しさが課題となっています。
また戸建て住宅でのシステムバスルームも、ある時期を迎えると同じような問題にぶつかるのではないかと懸念されます。
改造技術、手すりの設畏術が進んで、将来対応が楽になることを望むしかありませんが、
できることなら、将来に備え、介助者が付き添って使用できる広さのシステムバスルームを選択しておいてほしいと思います。
そして、予測可能な位置への手すりの対応をあらかじめ考慮しておくことをおすすめします。
現在、市販のシステムバスルームには、後付けで容易に手すりが設置できる商品は、数種類しかありません。
将来どこにどんな手すりが必要になるか分からないことを考えると、慎重な選択が必要です。
購入時にすでに必要箇所が分かっている場合には出荷前に工場での下地補強が可能です。
必ず注文を出して下さい。
将来不安だからと、手すりを付け過ぎると、邪魔になることもあるので要注意。
メーカーによっては、高齢者に配慮したシステムバスルームを発売しており、その商品であれば手すりの追加がいつでもできるような後付けの手すりもあります。
一台五〇万〜二〇〇万円と決して安い商品ではないので、目先のことだけを考えないで選ぶことです。
大工事をしないと使えなくなるということも出てくるかもしれません。
改造、新築時には、在来工法で要望を出して作っていく方法も自由度があって良いのですが、反対に施主がウッカリしていると、施工者が作りやすい方法で仕上げてしまうこともあります。
その点、細かな気配りのされた親切設計のシステムバスルームは、大きな魅力の一つです。
しかしメーカーにより、商品により、内容に大きな差があるため、展示場で商品を確認したり、要望の出せる部分はあらかじめ対応してもらうなど、慎重に選択することです。
また年々、新商品がより改善された状態で発売されてくるので、情報にも注意を払っておく必要があります。
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浴室の暖房は高齢期には必需品
浴室の設置場所は圧倒的に北側が多く、しかも使用後の湿気を逃がすため窓を開けて換気を行うことから、冬季の浴室の室温は極端に上がった状態にあります。
高齢者にとっては、他の部屋の室温との極端な温度差は極めて危険。
安心して快適な入浴を行うには、冬季の暖房は欠かせません。
新築、改造時に対応するのであれば床暖房がおすすめです。
洗い場に素足で一歩足を踏み入れた時のヒヤッとする感触は解消され、快適です。
ただし、暖かくなるまでに時間を要するため、入浴時をみはからって、早目の対応が必要になります。
湯水をふんだんに使う床への暖房設備ということで、「故障の時は」「安全性は」と不安がる人が多く、
また、床暖房をするならまず居間、食堂からということで浴室まで考えられないのが現実です。
そこでスポット暖房として、浴室用ストーブを使用する家庭が多く、使用時にスイッチを入れると即時に暖まるので人気があります。
しかし、専用回路を必要とする、漏電ブレーカーの設置、天井取り付け用の下浴室用ストーブ地の補強が必要など、簡単に取り付けられないため、改造、新築時の対応が必要です。
壁面に取り付けられるタイプもありますが、重量が二・五キログラム程あるので、下地補強は欠かせません。
一時間の電気代は一九円弱で、入浴時のみ使用すれば、家族の少ない家、家族の入浴時間がマチマチな家では気楽に使えそうです。
最近人気の浴室乾燥機も、冬季には予備暖房として使用できます。
ただし在来木造住宅や開口部の大きい浴室、熱ロスの大きい住宅では効果が半減するため、
ユニットバスやシステムバスで使用するか、新築時にあらかじめ対応する必要があります。
浴室と脱衣室の境の壁に取り付け、脱衣室と浴室の温風暖房、脱衣室でのボディドライヤー、浴室の乾燥の機能をもつ商品も市販されています。
壁掛け式で後付け可能ですが、電源が二〇〇ボルトなので、あらかじめ配線をしておく必要があります。
いずれの設備を使用するにしても、電気容量、配線、取り付け位置の下地の問題などで改造時の対応が困難な場合も多いため、
新築時にしっかりと対応しておくことをおすすめします。
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浴室の出入り口には三本引戸を設置
浴室の大きさは、一坪タイプか四分の三坪タイプが圧倒的に多く、出入り口の建具は、開き戸または折戸が多く見られます。
開閉時の動作、開閉に必要な空間を考えると、決して広いとはいえない浴室内に建具が開閉する開き戸、折戸は邪魔としか言いようがありません。
足元がすべりやすい浴室の洗い場に立っての開閉動作は、不安定な動きを強いることになり、危険です。
大きく開いた開き戸は、浴室内の壁面をふさいでしまい、肝心の一番つかまりたい壁面に手すりを設置することもできません。
浴室の出入り口は新築時に広い開口部(一メートル六〇センチ程度)を確保しておくことと、引戸がおすすめ。
一メートル六〇センチ程の開口部に引違い戸、また一本引戸を設置すれば、有効開口幅は八〇センチ確保できます。
さらに一メートル六〇センチの開口部に新商品、三枚引戸を設置すると、九〇センチ以上の有効開口幅が確保でき、
介助者が付き添っての出入りも楽々、単いす使用での対応も可能です。
開口部が1メートル四〇センチ程しかとれない場合も、一本引では有効開口幅が六十数センチしか確保できませんが、この三枚引戸を使用すれば、有効開口幅が八〇センチは確保できます。
この商品の特徴は更に、下枠の段差が極力おさえられ、三ミリ以下(商品によっては八ミリ)で、素足の感触を良くするため樹脂カバーつきという親切設計。
段差解消に伴う水仕舞いのため、グレーチングと排水溝をセットした商品もあるので、現場対応も楽です。
建具は採光も十分な上に、柔軟性のある割れにくい、割れても破片の飛び散りにくい樹脂パネルを使用しています。
ただし、浴室三枚引戸は、現在数メーカーからしか発売されておらず、各メーカーとも寸法、段差、仕様等、多少の違いがあるため、
商品選択時には、細部の確認が必要で、展示場での商品確認をおすすめします。
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新築時のバリアフリー対応
これから家を建てようという人に、段差はない方がよい、手すりは設置した方がよい、手すりの設置が可能なように壁をあらかじめ補強しておいた方がよい、
という話をすると、
「自分は年寄りではない。とんでもない」
と怒られるケースが結構多いのには驚きます。
誰もが年をとり、身体機能が低下することは避けて通れない現実です。
いざ年をとってから改造をしなくてはいけない状況になったとしても、老後の不安は主として生活と健康、医療面であり、どうしても住宅は後回し。
しかも年金生活となるとお金の自由がきかない、心細い、やれるとしても改造の手続きや準備が面倒だ、ということになります。
近年、住宅の耐用年数も延びてきており、一度建てたら、四〇年、五〇年は住めます。
ということは、その住宅で高齢期を必ず迎えることになるということです。
三〇代であろうと四〇代ならなおさら、新築時にはバリアフリー対応を当然考えておくべきです。
現実に、住宅で高齢期を迎え、改造を余儀なくされるケースが増えています。
最も多いのが手すりの設置、次に段差の解消が必要になっています。
手すりの設置も、改造での対応となると下地の補強ができないため、
壁の上に受け材となる補強材を取り付けてから手すりを取り付けるため、工
事費も二倍かかるし、見栄えも悪くなります。
新築時に手すり設置が可能な壁下地を作っておけば、器用な人であれば大工さんに頼まなくともどこにでも付けられます。
また、手すりだけでなく、好きな場所に釘を打ったり絵をかけたり飾り物を付けたりできます。
段差の解消を改造で対応するとなると、間に合わせに大小のスロープを設置するか、床全体を上げたり下げたりの大工事となってしまいます。
家の中の小さい段差は、つまずきの原因となります。
若いときはつまずいても身体の安定を保つことができますが、年と共につまずきは転倒になり、大事故につながります。
細かい段差のない住宅計画が必要です。
部屋から部屋への開口部の幅も、新築時に八〇センチ以上は確保しておきたいものです。
浴室、便所への出入りも、介助者に付き添ってもらうには広い方が良いに決まっています。
歩行器や車いすを使用するとなると、絶対に必要です。
これこそ新築時に対応しておかないと大工事になってしまいます。
開口部の建具も、開閉が楽な引戸にしておくといいでしょう。
開き戸を引戸にかえるにも大工事が必要です。
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治療中の病気は継続療養で治す
定年退職する時点で、病気やけがで医者にかかっている場合には、「継続療養給付」といって、退職前の健康保険で治療が受けられます。
この場合医療費の負担も退職前と同じで、保険料は不要です。
この給付を受けられる条件は、退職した日までに継続して一年以上健康保険に加入していることが必要です。
また、この給付は退職前に発生した傷病についてだけで、退職後に発生したものは対象になりません。
そして給付が受けられるのは、初診日から五年間となります(定年退職日から五年間ではありません)。
退職時にすでに三年間治療を受けている場合には、退職後二年間までの給付となります。
退職後、国民健康保険になると被保険者の負担は、通院が健康保険では一割(平成九年九月から二割)だったものが三割(退職者被保険者制度なら二割)の負担になります。
在職中からの病気等がある場合には、健康保険の継続療養を受けることで医療費負担が軽減されます。
家族の場合でも国民健康保険の入院の自己負担が三割であるのに対し、健康保険では二割の負担となりますので、同様に退職時に家族に傷病がある場合には継続療養を利用しましょう。
この給付を受けるには、定年退職後二〇日以内に「健康保険被保険者継続療養受給届」(医師に病名等を記入してもらう)を健康保険組合に、また政府管掌健保に加入していた人は、勤務地の社会保険事務所に提出します。
手続きが終了すると、保険証の代わりに、「健康保険継続療養証明書」が交付されます。
かかりつけの病院の窓口に提示して、健保診療の扱いが変わったことを届け出ましょう。
家族がこの給付を受ける場合には、別に「健康保険継続療養受給届」を提出して「継続療養証明書」を発行してもらいます。
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車いすは介護者にとって軽いものを選ぶ
ベッド、紙オムツと並んで最も一般的な介護用品として、車いすがあります。
車いすには、大きく分けて二つのタイプがあります。
一つは介助用事いすで、自走できないタイプです。
このなかにも、近距離の移動用のものから、車いす上で生活することを目的とした、背もたれの部分が高くなったものまであります。
このタイプは、自走を目的としていないので、タイヤは小さいものがほとんどです。
もう一つのタイプは、最も一般に目にする自走用の車いすです。
これは、自走のため後輪または前輪が大きく、さらに手で駆動するための手動輪がついています。
また、足乗せ部分(フットレスを上げることにより、足を使っての移動も可能です。
ただし、手もしくは足による移動が可能な人を対象としているため、背の部分が高いものはあまりありません。
このタイプは介助用の車いすとしても使用可能です。
このほか、電動車いすがあります。
では、在宅介護で車いすを選ぶとき、どのような点に気をつけたらいいのでしょうか。
まず、主として家の中で使うことが多いので、あまり大きなものは使えないということになります。
また、畳や絨毯などタイヤでは走りにくいところでも使うため、タイヤは少し太めの大きめがよいということになります。
重要なのは、介護する人が車いすを動かすのだということです。
介護をする方がたとえば七〇歳のおばあさんであれば、たとえ五キロの車いすでも重いと感じます。
また、床が畳であれば、お店の堅い床よりはるかに動かしにくいのです。
このため、車いすを選ぶ際には、要介護者を乗せて、在宅で、介護する方本人によって動かしてみることです。
車いすのタイプとしては、要介護者が少しでも車いすを自分で動かせる可能性があれば、自走式のタイプがよいでしょう。
ただし、自分で動かせる可能性がなければ、介助専用のコンパクトなタイプがよいでしょう。
また、要介護者が日常のほとんどを車いすの上で生活できるのであれば、長く座っていても疲れない、特にお尻が痛くならないこと、
また首が疲れたとき、背もたれで休養ができるくらいに背もたれが高いこと、などを考慮して選びます。
この場合には、動かしやすさは二の次とします。
できれば、高級な家具調のいすを意識した、リクライニングにより姿勢が変えられるタイプがよいでしょう。
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レンタルのベッドの方が便利
介護用品を利用する場合、購入が良いのでしょうか。
以前述べたとおり、介護用品の利用にあたっては様々な制度があります。
しかし、多くの制度は一回使うと、状態が変化したからといってもう一度利用するのは困難です。
このためもあって、少し機能が良いもの、できれば一年半くらい先でも役に立つものを選定することになるのです。
ところで、在宅介護が始まるきっかけとしては、転倒して骨折する、風邪をこじらせるなどして入院するというように、原因となるけがや病気があることが多いのです。
在宅で生活するにはベッドが必要となるケースも少なくありません。
退院前に、老人保健施設に移り、在宅での生活を可能にするのが日本の医療・福祉制度の建前なのですが、建前通りにはいかないのはご存知の通りです。
つまり、病院から直接在宅へ帰らなくてはならない場合も多いのです。
もちろん、在宅介護に充分な知識を持つ医師や介護ショップと相談して、介護用あるいはレンタルが良いの品を選定できれば良いのですが、現在必ずしもそれは望めません。
しかも介護用品は、環境によって性能が変化します。
このため、できれば一度、在宅で役に立つかどうかを試してみることが望ましいのです。
ここで、レンタルが役に立ちます。
もちろん、搬入や搬出の費用もかかりますが、逆に短い期間の後に引き取ってくれるメリットがあります。
介護用品、特にベッドなどの大物は、レンタルでのお試し利用をおすすめします。
また、特別養護老人ホームや病院に入所・入院されている場合にも、ずっと施設や病院にいるわけではありません。
お正月やお盆ばかりでなく、家族に介護できる人手が増える土日なども病院・施設から短期に帰宅することも多いのです。
このような場合、短くて一〜二日、長くて一〜二週間、在宅介護を行うことになります。
その時、短期間でもベッドや介護用品が必要となります。
このような場合にも、先のお試し使用と同様、レンタルが有効です。
契約は最低でも月単位であり、期間的にはなかなかうまくいきませんが、不要なら大体二〜三日で引き取ってくれるため、狭い家でベッドが邪魔になりません。
このことは、あまり広くない家で介護をしている人にとって、非常に助かるのです。
できれば介護ショップと、在宅にいる期間を打ち明け、契約期間や費用についての相談もしてみましょう。
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お風呂の段差解消
在宅で介護を行う場合、入浴もまた大きな負担となります。
介護される方が裸であり、お湯だけでなく石鹸なども使うので、非常に滑りやすい状態になっています。
また、家のお風呂は、段差はあるし、床は滑りやすいホーローかタイルですし、手すりはないという環境です。
このため、入浴についてはデイサービスなどできる限り施設で入浴させるサービスの利用をおすすめします。
しかし、日本では多くの方々が浴槽につかる入浴を楽しみにしています。
デイサービスはせいぜい週に一回。
家でお風呂に入れる工夫をする必要があります。
改造の必要のない簡単な道具や介護用品で、お風呂に入りやすい工夫をしましょう。
まず、第一に手すりを付けることです。
手すりは、非常に大きな力が加わることもあり、介護の専門家だけでなく家の構造を知っている専門家にも相談する必要があります。
手すりを付けたくない場合にも、せめて浴槽のふちに腰かけて使う台は付けましょう。
これは、浴槽のふちと同じ高さで、台に腰をかけて横へ移動することにより、浴槽へ安全に入れるようにしたものです。
これを使えば、浴槽のふちという最大の障害を安全にこなすことができます。
この台は浴槽のふちに固定して使うため、手すり代わりとしても使用できます。
次に、考えなければならないのは、段差解消です。
このときによく使われているのが、すのこです。
すのこは、湿気の多いお風呂で、肌触りが悪くなることもなく、また水回りに悪い影響もなく、しかも床面の高さを上げることができるのです。
すのこで解決するのは、脱衣場からお風呂への段差です。
お風呂のふちは前述の方法でクリアーするしかありません。
介護用品としても、滑り止め用のマットやすのこが販売されています。
その中でおすすめ品は、四角い小さなすのこを自由に組み合わせていくタイプです。
お風呂の形状にあわせてパズルを組んでいくというような使い方です。
必ずしも介護用のすのこばかりを探すのではなく、それぞれのお宅の段差にマッチした普通のすのこでもかまいません。
また、肌との接触感などを考慮すれば、木材がかなり優れた素材であるといえます。
さらに、足腰が弱って手すりを使ってもすのこを使っても浴槽へ入るのに苦労する場合には、シャワーチェアーでシャワーのみにするということも考えましょう。
清潔を保つにはシャワーだけで充分ですし、満足感もかなり得られるものです。
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在宅介護を続けるならベッドは三モーター式
介護用ベッドとは介護を楽に行うための機能を持っていますが、それ以外に起きるための機能が大切なのです。
この点から、ベッドの選定を行うと、次のような順序になります。
足腰が弱り立ち上がりが苦痛になりだしたらベッド、起き上がる、座るなどの動作が大変になったら背上げベッド、
ベッドから草いす等への移乗が困難になったらハイ&ロー機能付き、
完全な寝たきりでおむつ交換もベッド上なら背上げ、膝上げ、
ハイ&ローが独立して動くベッドと使い分けることになります。
在宅で介護用品を選定するときには、一年半ぐらい先の状態を考えて選ぶことが大切です。
また、ベッドは介護用品の中でも菅高価なものの一つです。
このことから、ベッドを一皮購入すると買い換えることはまずないと考えられます。
このため、要介護者の状態がかなり悪化しても役立つ、背上げ、膝上げ、ハイ&ローが独立して動く三モーターのベッドの購入が望ましいことになります。
まず、背上げ機能ですが、立ち上がる、座るなどすべての局面で役に立ちます。
また、心臓が送り出す血液は、寝た状態では上下二〇〜三〇センチ位を動くにすぎないのですが、座ることにより上下一〇〇センチ位を動かすことになります。
このことは、日頃身体を動かすことの少ない高齢者にとって、心肺機能の低下を防ぐことにもなるので、非常に大切です。
次に、ハイ&ローの機能です。
まず、足腰が少し弱ってきた場合のことを考えてみましょう。
ベッドから立ち上がるとき、ベッドはある程度高い方が立ち上がりが容易です。
介護する方にとっても、ベッドの高さが低いと、腰を痛めてしまいます。
一方、介護される方にとっては、ベッドの高さがあまり高いと、落ち着いて寝ていることができません。
このために、介護をするときには高く、寝るときには低いというハイ&ローの機能が重要となります。
背上げをすると、介護されている方の身体は下方へずり下がることになります。
このずり下がりはわずか数センチですが、毎日何回も元に戻すのは介護者にとって大きな苦痛であり、このずり下がりを防ぐ膝上げ機能は重度の要介護者をもつ介護者にとって非常に助かります。
また、おむつ交換を楽にしますから、膝上げが独立していることは、介護者にとっても重要といえます。
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ポータブルトイレの使いみち
ポータブルトイレは、足腰は弱ってきているが、何とかベッドから自力で立ち上がることが出来る方を対象にしています。
使い方でまず重要なのはどこに置くかの位置です。
多くの方は、足腰の弱り方は左右均等ではありません。
脳卒中を原因とした場合には、左右どちらかにはっきりと片麻痺が現れている場合もあります。
これら心身機能、障害の度合い・内容を見極め、ベッドのどちら側から降りやすいのかを見極める必要があります。
ベッドから降りる側が決まれば、次に草いす等への乗り降りのスペースを確保します。
このように考えていくと、ポータブルトイレの位置は、ベッドを降りやすい側の真ん中から少し頭側寄りが良いようです。
ベッドの方では、ポータブルトイレへの移乗を簡単に行えるように、手すりをつけておくことが必要です。
移乗を簡単にするための可動型のサイドレールがベストでしょう。
さらに、ポータブルトイレはできればベッドに付けて固定しましょう。
また、木製等の重くしっかりしたポータブルトイレではなく、何とかベッドから自力で立ち上げを使用する場合には、ポータブルトイレ用のフレームあるいは手すりをつけましょう。
この場合に大切なのは、ベッドなど重いものにポータブルトイレが固定されるタイプのフレームや手すりを付けることです。
次に、日常の使用ではにおいが問題となります。
介護されている方が排尿、排便後消臭剤を自分自身で使うことは困難ですから、最初から消臭剤をポータブルトイレのバケツの部分に入れておくという使い方になります。
液体タイプ、フォームタイプ、スプレータイプなど多くの製品が出ていますが、
一日中交換することなく継続的に効果があるものとしては、フォーム・タイプがおすすめです。
フォーム・タイプは、ポータブルトイレのバケツにまず水を入れ、その上にフォームすなわち泡をかぶせておくのです。
この泡は、二四時間くらいは消えることがありません。
この泡にカバーされることにより、臭気はその上に行くことができないのです。
また、活性炭のシートが、本来は介護用としてではなくDIYセンターなどで売られています。
この活性炭シート(株式会社クラレ)を適当な大きさに切って、ポータブルトイレのバケツの内側に張っておくと効果があります。
この活性炭シートは、好きな大きさに切って使えることから、ポータブルトイレ以外にも様々に利用できます。
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ポータブルトイレは家具調の重いものを
ポータブルトイレは、奥の場合には、介護する人がいない昼間に、介護される方が一人で使う場合が多いのです。
バケツが転倒しないようにスカートを付けた非常にコンパクトなもの、スカートに背もたれを付けたもの、手すりとセットになったもの、木製で一見するといすにしかみえないもの!などがあります。
在宅介護では一体、どのタイプのポータブルトイレを選べば良いのでしょうか?
まず、もっともコンパクトなスカートだけのポータブルトイレですが、これは本来病院などで使うことを前提にしたものです。
軽いので病室へ簡単に運ぶことができるのです。
しかし、在宅ではトイレのたびに介護する方がベッドサイドへ運ぶことはまず困難です。
かといって、ベッドサイドで一人で使うには、軽すぎて安定が悪いこと、手すりなど介護される方の支えとなるものがないことなどから、在宅で使うことは困難です。
背もたれを付けたものは、排泄に時間を要する高齢者にとっては先ほどのものよ多くの場合には、介護する人がいない昼間に、介護されるりも、まだ評価できます。
しかし、在宅では足腰の弱った方が座ることから、安定していることがもっとも大切です。
このため、在宅用のポータブルトイレといえるのは、手すりとセットになったものか木製のいす型のものということになります。
足腰が弱っていれば、ポータブルトイレに座るときどうしてもどすんというような座り方になります。
また、身体をささえる手すりが欲しくなります。
しかも、ひつくりかえらないようにするため、ポータブルトイレは重いほど良いということになります。
また、ポータブルトイレが置かれるのはどこでしょうか。
ほとんどが、ベッドの横や、高齢者の居室です。
こんなところに、トイレ然としたものがあって、果たしてくつろげるでしょうか。
おやつを食べられるでしょうか。
このことから、在宅で使うポータブルトイレは、トイレ然としていないことも重要なのです。
この点、いす型のポータブルトイレは木製のいすにしか見えない、重さがあり安定している、手すりがあるなどから在宅介護には最適と考えられます。
最後に、バイオテクノロジーを活用したトイレ(バイオレット:豊田合成株式会社)について触れましょう。
これを使えば、悪臭の原因となる物質をバイオの力で分解するので、汚物を捨てるバケツを洗うなどの作業が不要となります。
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