在宅介護を続けるならベッドは三モーター式
介護用ベッドとは介護を楽に行うための機能を持っていますが、それ以外に起きるための機能が大切なのです。
この点から、ベッドの選定を行うと、次のような順序になります。
足腰が弱り立ち上がりが苦痛になりだしたらベッド、起き上がる、座るなどの動作が大変になったら背上げベッド、
ベッドから草いす等への移乗が困難になったらハイ&ロー機能付き、
完全な寝たきりでおむつ交換もベッド上なら背上げ、膝上げ、
ハイ&ローが独立して動くベッドと使い分けることになります。
在宅で介護用品を選定するときには、一年半ぐらい先の状態を考えて選ぶことが大切です。
また、ベッドは介護用品の中でも菅高価なものの一つです。
このことから、ベッドを一皮購入すると買い換えることはまずないと考えられます。
このため、要介護者の状態がかなり悪化しても役立つ、背上げ、膝上げ、ハイ&ローが独立して動く三モーターのベッドの購入が望ましいことになります。
まず、背上げ機能ですが、立ち上がる、座るなどすべての局面で役に立ちます。
また、心臓が送り出す血液は、寝た状態では上下二〇〜三〇センチ位を動くにすぎないのですが、座ることにより上下一〇〇センチ位を動かすことになります。
このことは、日頃身体を動かすことの少ない高齢者にとって、心肺機能の低下を防ぐことにもなるので、非常に大切です。
次に、ハイ&ローの機能です。
まず、足腰が少し弱ってきた場合のことを考えてみましょう。
ベッドから立ち上がるとき、ベッドはある程度高い方が立ち上がりが容易です。
介護する方にとっても、ベッドの高さが低いと、腰を痛めてしまいます。
一方、介護される方にとっては、ベッドの高さがあまり高いと、落ち着いて寝ていることができません。
このために、介護をするときには高く、寝るときには低いというハイ&ローの機能が重要となります。
背上げをすると、介護されている方の身体は下方へずり下がることになります。
このずり下がりはわずか数センチですが、毎日何回も元に戻すのは介護者にとって大きな苦痛であり、このずり下がりを防ぐ膝上げ機能は重度の要介護者をもつ介護者にとって非常に助かります。
また、おむつ交換を楽にしますから、膝上げが独立していることは、介護者にとっても重要といえます。
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