お風呂の段差解消
在宅で介護を行う場合、入浴もまた大きな負担となります。
介護される方が裸であり、お湯だけでなく石鹸なども使うので、非常に滑りやすい状態になっています。
また、家のお風呂は、段差はあるし、床は滑りやすいホーローかタイルですし、手すりはないという環境です。
このため、入浴についてはデイサービスなどできる限り施設で入浴させるサービスの利用をおすすめします。
しかし、日本では多くの方々が浴槽につかる入浴を楽しみにしています。
デイサービスはせいぜい週に一回。
家でお風呂に入れる工夫をする必要があります。
改造の必要のない簡単な道具や介護用品で、お風呂に入りやすい工夫をしましょう。
まず、第一に手すりを付けることです。
手すりは、非常に大きな力が加わることもあり、介護の専門家だけでなく家の構造を知っている専門家にも相談する必要があります。
手すりを付けたくない場合にも、せめて浴槽のふちに腰かけて使う台は付けましょう。
これは、浴槽のふちと同じ高さで、台に腰をかけて横へ移動することにより、浴槽へ安全に入れるようにしたものです。
これを使えば、浴槽のふちという最大の障害を安全にこなすことができます。
この台は浴槽のふちに固定して使うため、手すり代わりとしても使用できます。
次に、考えなければならないのは、段差解消です。
このときによく使われているのが、すのこです。
すのこは、湿気の多いお風呂で、肌触りが悪くなることもなく、また水回りに悪い影響もなく、しかも床面の高さを上げることができるのです。
すのこで解決するのは、脱衣場からお風呂への段差です。
お風呂のふちは前述の方法でクリアーするしかありません。
介護用品としても、滑り止め用のマットやすのこが販売されています。
その中でおすすめ品は、四角い小さなすのこを自由に組み合わせていくタイプです。
お風呂の形状にあわせてパズルを組んでいくというような使い方です。
必ずしも介護用のすのこばかりを探すのではなく、それぞれのお宅の段差にマッチした普通のすのこでもかまいません。
また、肌との接触感などを考慮すれば、木材がかなり優れた素材であるといえます。
さらに、足腰が弱って手すりを使ってもすのこを使っても浴槽へ入るのに苦労する場合には、シャワーチェアーでシャワーのみにするということも考えましょう。
清潔を保つにはシャワーだけで充分ですし、満足感もかなり得られるものです。
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