手すりの選択
たかが手すりと考える人がいますが、高齢者や障害者にとって手すり一本が思いがけぬ効果を生むことがあることを念頭において、家の中を見回して下さい。
家の中には必ず身体を上下させたり、片足で立つなど不安定な姿勢をしなければならない空間があるはずです。
そういう箇所に手すりなどの手をかけることができる物があると、動作も楽になり、危険もなくなります。
手すりをつけるとなるとその目的があるはず。
目的に合った手すりの形状、材質を選択することが必要です。
手すりの開発、販売はかなりの多業種に及んでおり、その材質、形状、価格にも差がありますが、メーカー品にこだわる必要はなく、使いやすい商品を選ぶことが大切です。
新築時の手すりの取り付けは、あらかじめ下地の補強等が可能なため、どんな手すりでも対応できますが、問題は改造時。
下地の確認が不可能な場合が多いため、まず取り付け位置にあらかじめ受け材となる補強材を取り付けてから手すりの取り付けということになります。
タイル張りの浴室の壁等、三センチ程度のモルタルを塗った下地が確認できる時は、直接取り付けられる場合もありますが、
取り付け用のビスが恵応の手すり、二〜三本対応の手すり等の商品の違いによって、こんな時に選択をせまられることになります。
改造の場合は現場によって、下地の相違によって何本ビスの商品が適しているかという選択もしなければなりません。
屋外への手すりの設置の際は、耐候性に優れていることが第一ですが、
屋外用の手すりが商品としてほとんどないため、ステンレスのパイプで対応するケースが多くなります。
ところが、冬季は冷たい、夏季は暑くて握れないという声が多く、手すりの役目を果たしていません。
ステンレスまたは鉄の芯材に樹脂被覆をした商品もありますが、手ざわり感は良いのですが単価が安くはないので、どこにでもおすすめというわけにはいきません。
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