訪問看護ステーションの介護的サービス
医療機関や看護婦の団体である看護協会などで、ステーションを設立するところが増えています。
96年2月末で全国に1631箇所もあります。
訪問看護が受けやすくなりつつあるといえるでしょう。
訪問看護では、全身状態の確認や家族からの芸のしかたについて答えるのが主な業務です。
しかし、入浴の介助や体をきれいにする全身清拭(せいしき)などの介護的なサービスも行ってくれる場合もあります。
介護的サービスと看護婦の業務は結びつかないかもしれませんが、看護婦は本来、身の回りのお芸、すなわち介護が得意なのです。
医師の指示書に「入浴介助」と記入してあれば、お風呂のケアをする。
「全身清拭」とあれば、寝たきりの人でも、ベッド上で清拭し、「まるでお風呂に入ったよう」な満足感を味わってもらうように努めます。
料金は、65歳以上の利用者の時には1回1250円。
サービスはおおむね這一時間で、過3回までです。オムツや衛生用品は実費負担になります。
ただし、ステーションによって、サービスにバラつきがありますから、依頼する際にはよく確認すること。
二時間を超える長時間サービスや、休日・夜間サービスも別途料金で受けられます。
看護婦の手で行う介護的サービスは、健康面・生活面・社会的背景など、トータルで考えて提供されるので、リアルタイムで展開されることが多くなります。
臨機応変にケアの安否、新しく提供する方がいいと考えられるケアなど、コーディネートしながら進められます。
ケアの質に比して値段は安いといえるでしょう。
訪問看護婦の中には、点滴注射を受けている人のことが気になり、訪問の途上ついでに立ち寄り、点滴の様子をみたり、こまごまと身の回りの世話をして、
「二回目だからカウントなしよ」と言いながら、看てくれる人が多いと聞きます。
医療相談・介護相談・住宅改造などのアドバイスをしているところもあります。
自分の範囲以外の相談を受けた場合は、適任者に紹介もしてくれます。
「利用者のためになるなら」という気持ちが強い訪問看護婦が多いので、一度相談してみましょう。
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