医療体制のチェックポイント
入居したいホームの医療や介護体制についての判断は、たいへん難しいことです。
厚生省が有料老人ホーム設置運営指導指針を件ったのが、昭和六一年。介護体制に関してもさまざまな指導方針を打ち出しましたが、まだまだ不十分。
たとえばADL(日常生活動作)の低下が進んだとして、ホームを退所させるかどうかの判断は、経営者に任されているのが現状です。
埼玉県では、ホームの都合で入院させられないよう、県に毎年介護者の動向を報告する事を指導していますが、
このような指導が必ずしも全県に行き渡っていないことからも、行政の混迷が指摘されています。
自分の身は自分で守ることが大前提というきびしい世の中、納得のいくまで質問を重ね、体制を調べ上げて入居したいものです。
介護は予測できない問題だけに、なかなか経営者に問いただしにくい、という声がシニアライフ情報センターの相談のなかにありました。
案内書には、医療体制に関しては、提携病院や診療所の有無、医師や看護婦の人数ぐらいしか明記されていないので、体験入居で既入居者の評判を聞くなどして調ベて下さい。
どこのホームでも「通院を中心に入居者の生活がまわってますね」と認めるほど、医療環境の良さが重要になっています。
・施設内に診療所や病院があるか。
医療相談室では治療や投薬はできないので注意。なければ救急車で三〇分以内に総合病院があるか。
「総合病院と提携」をうたうなら、優先診療、入院は可能かどうかが重要なチェックポイントになります。
・病院併設が理想とは限りません。
その病院の治療レベルが高くなければだめ。
・提携病院の診療科目は多いか。
特に、自分の虚弱な部分の診療科目があるか。
・提携病院以外の、周辺の医療機関の状況も要チェック。
・健康診断や精密検査の回数。
嘱託医の来訪回数。
居室往診は可能か。
・夜間の医療体制 (二四時間医師や看護婦がつめているか)。
・ホームから病院への送迎体制、またそのサービスは有料か、など。
よく利用するのが歯科と眼科、耳鼻科、整形外科です。
うっかり見落としがちですが大事なチェックポイントです。
医療以上に複雑なのが介護体制。
しかし、介護に関しては各施設の介護基準が定められているので、その内容を把握しておくことです。
そして、大部屋での一律の介護ではなく、寝たきりにさせない努力をしているかを、ぜひ目当てのホームに出かけ自分の目で確かめてみて下さい。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:介護サービス
トラックバック(0)
http://blog.shigoto-shikaku.com/mt/mt-tb.cgi/3311

