グループホームは介護費が安い
グループホームとは、地域密着型の小規模ケア施設のことですが、その数は現在のところ完全には把握されていません。
癖別養護老人ホームとの併設、病院との併設などの他に、最近では民間や個人のグループホームも増えてきました。
内容は毎日昼間だけの適所型、スタッフが一緒に寝泊まりしながら介護する全日型などがあります。
厚生省のモデルケースとして運営されているホームは、平成七年度は人力所、平成八年度は一八ヶ所、平成九年度には厚生省で助成金を出すことになっている枠が二五ヶ所あります。
厚生省のモデル事業の中では、「痴呆性高齢者のための小規模な共同生活の場」と規定されています。
普通の家庭の雰囲気で、その人の尊厳や誇りを大切にし、本人が自己決定する暮らし方を大事にしながら運営している所が多くなっています。
横浜で個人が運営しているグループホームの一つ『グループホーム希望ケ丘』は、家主が看護婦と臨床検査技師の資格を持ち、二階建ての二階を開放して要介護の高齢者を七人預かっています。
寝たきり、痴呆、彿梱、ガンの末期とどんな人でも受け入れて、二四時間年中無休で、行政の訪問看護や地域のボランティアの協力を得て運営されています。
特に痴呆の人は、ここに来てから目に見えて落ち着きがでてきたといいます。
家庭に近い環境のため心理的に安定し、生活に対する意欲がでてくるようです。
医療は近くの開業医と提携しています。
週一回の往診と週二回の訪問看護により、医療面での安心感があります。
家族や本人が望めば、終末まで暮らせます。
入居金は年に一二万円、一ヶ月の生活費は二〇万〜二九万円で、食費、おむつ代なども含まれています。
民間の介護専用型有料老人ホームが個室対応で、年間ベースに直すと約六五〇万円になるのに対して、グループホームでは年間約三六〇万円ほどでケアが受けられます。
だいたいどこでも利用料は同程度ですが、これはハードのコストがかかっていないことが低額になっている大きな要因です。
ちなみに自宅で二四時間ヘルパーをつけると、一ヶ月約五五万円、この上生活費がかかるので八〇万円から九〇万円は必要といわれています。
グループホームの利用料が他の施設や在宅の介護に比べ、いかに低額であるかがわかっていただけるでしょう。
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